Air Conditioner

小屋裏エアコン(冷房)・
床下エアコン(床暖房)

冷房と暖房の循環イメージ
Air Conditioner
Story 02

24時間家中すみずみまで暖かく。
寒い富山の冬を快適にする、
高断熱と床暖房が注目されています。

冷房と暖房の循環イメージ

床下エアコン(暖房)・小屋裏エアコン(冷房)

当社では空調計画を個別の部屋それぞれで行うのではなく、少ない台数で家全体をカバーする全館空調を計画し実施しています。その方法として床下エアコン・小屋裏エアコンを採用しています。

どのような方法かというと下記略図のように暖房は床下にエアコンを設置し暖かい空気を床下に送り家全体に配る方式で、冷房は小屋裏にエアコンを設置し冷えた空気をダクトを介して家全体に配る方式です。

小椋建築の全館空調計画の図

床下エアコン(暖房)

床下エアコンの写真

床下に暖気を送ると床面が暖まり床暖房のようになり素足で居てもとても快適にすごせます。

また暖かい空気は上昇するため床面に設置した各ガラリから1階壁、天井、そして2階床、2階壁、2階天井を暖め家全体が暖まります。そして床下空間は部屋のように間仕切りが無く一つの空間なので、暖気が家全体に行き渡ることになります。1階2階で2℃ほど温度差があります。

小屋裏エアコン(冷房)

小屋裏エアコンの写真

小屋裏空間を冷やしてその空気を2階各部屋、1階各部屋へダクトを介して行き渡らせます。また冷たい空気は下降していくため、
バケツに水が貯まるように、1階に冷気が貯まりいっぱいになると階段や吹き抜けから2階へ冷気が押し上げられ家全体に行き渡ることになります。

小屋裏エアコンにはVer1~3までありその家に合う最適な方法で冷房計画をします。

メリットは、1台の14畳用エアコンで暖房も冷房も空調できること!

  • エアコン1台の稼働になり電気代が抑えられる
  • エアコンを各部屋に取り付けた場合約4台とすると、2台(床下1、小屋裏1)なので購入費が半分で済む
  • エアコン寿命は約13年、取り替え時の費用も半分で済む
  • ○○システム空調ではなく、家電量販店にある普通の壁掛けエアコンなのでシステムに比べて安価である
  • ○○システム空調のようにいつの間にか製造中止になりにくい
  • 床面にあるのでエアコンフィルタの掃除がしやすい
  • 足元が暖かい、床暖房と同じ効果がある
  • 24時間、全館暖房なのでヒートショックになりにくい
  • 夜中のトイレに起きるのが億劫ではなくなる
  • 朝起きるときに布団から出やすい

デメリット

  • 床面から出っ張るのでテレビ台等の中に収容しないとつまずく
  • 壁掛けにしていないので(通常の使用方法ではない)メーカー保証が付かない
  • 1階と2階では2℃ほど、温度差がある
  • 床面に温風が通るガラリが必要

健康と暖かさの関係

24時間、家中まるごと暖かい。脱衣所も、トイレも、料理中も、寒い朝も、廊下を裸足で歩いても、冬場の洗濯物も

ヒートショックの予防に床暖房が注目されています

最近話題のヒートショック。ヒートショックは65歳以上の方に多く見られるとされていますが、寒い脱衣所と温かいお風呂の温度差が原因で発生するというイメージがありませんか?

実は、ヒートショックは10度の温度差があると起こりやすくなると言われており、暖かい部屋と寒い廊下や玄関、トイレの温度差を考えると、ヒートショックは家中どこでも起こる可能性があります。しかし、ファンヒーターやエアコンでは、暖かい空気が天井に溜まり、部屋のドアから隙間風が入ってくるため、家全体の温度差を少なくするのは難しいのです。そこで、家全体を均等に暖めることができる床暖房が今注目されています。

寒い家、温度差がある家が辛いのは高齢者だけではありません

ヒートショックの心配はまだ先・・・と思う方の中にも、季節の変わり目になると体調を崩す方もいるのではないでしょうか。

私たちの体は体温を一定に保とうとするため、気温が下がると熱を体外に逃がし、気温が上がると熱を体内に蓄えます。
そのため、日中に何度も気温差が大きくなると、体は短時間で熱を調節し続けなければならず、その結果、疲労が蓄積したり、体がついていけずに不調を感じたりすることがあります。

温度差のある家は、お年寄りだけでなく、あらゆる世代の体に負担がかかっているのです。

家を丸ごと暖める床暖房で「健康で快適な暮らし」を

富山県では、11月から4月ごろまでの約5ヶ月間、暖房が必要となります。

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この期間、床暖房で家を丸ごと暖めることで、家族みんなが健康・快適に暮らす家を作ることができます。
一方で、床暖房は電気代やメンテナンスコストが心配で、「床暖房って贅沢じゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際に床暖房を導入した家に住んでいる方からは、「入れて良かった」「やっぱり快適」といった声を多くいただいています。

私(小椋)も以前は床暖房のない家に住んでいましたが、床暖房のある暮らしを体験してその快適さを実感したことで、「家族全員が健康で快適に暮らせる床暖房のある暮らしを提案していきたい」と強く思うようになりました。それほど、私自身が「床暖房がある家は体に優しく快適」だと実感しています。

玄関からお風呂まで、家中小春日和の暖かさ。床暖房のある暮らしはこんなに快適です

  • 暖かいトイレで夜も安心快適に過ごせます
  • 足元が暖かいので1年中裸足で過ごせます
  • 寒い朝も気持ちよくスッキリ起きられます
  • あたたかいキッチンで朝食やお弁当の準備ができます
  • 赤ちゃんの夜の授乳やオムツ替えも寒くありません
  • 天候や気温に左右されず家中どこでも洗濯物が乾きます

床下エアコン暖房は、石油ストーブにある不快がありません

床暖房のイメージ

床暖房は、風が出ない暖房の良さが実感できます。

  • 空気を汚しません
  • エアコンなどように風が出ないので不快に感じません
    (ガラリに手を当てると少し感じるほど)
  • 喉が弱い方にもに優しい暖房です
  • 風邪の時や喘息の方へも体の負担が少ない暖房です
  • 上半身は暖かいのに、足元が冷えることがありません
  • エアコンフィルターのお掃除は足元にあるので楽ちんです
  • 寒い場所での給油の必要がなくなります

健康に不安のある方はもちろん、あらゆる方が快適に過ごせる暖房です。

エアコン1台だけで家全体が暖かくなる?

床下を暖めて、しかもエアコン1台だけで家全体が暖かくなるのかと疑問に思われるかもしれません。結論から言うと、床下エアコン1台だけでも家全体を十分に暖めることができますし、実際に暖かくなります。まず、気密性や断熱性をしっかりと確保することが重要です。そのうえで、家の暖房負荷を計算し、エアコンの容量選定や配置、循環方法などを慎重に検討し、適切な施工を行うことが必要です。

床下空間の写真
床下空間
床下基礎コンクリート温度の写真
床下基礎コンクリート温度

床下空間に温度データロガーを設置し、年間を通して温度の記録を取っています。この時の床下空間の温度は25.4℃、相対湿度は50%、エアコンの設定温度は22℃でした。この環境は非常に快適で、作業中に汗ばむほどでした。
床下空間の基礎コンクリート表面温度は26.3℃、住居内の床表面温度(廊下、居室、トイレなど)は18℃から21℃ほどで、多少のばらつきはありますが、足元は十分に暖かい状態が保たれています。

暖房は床下エアコン暖房、冷房は屋根裏エアコンがお薦め

冷暖房にかかる電気代年間約73,172円に抑えられます。
※この金額には照明や家電の電気代は含まれていません。

太陽に素直な設計と、しっかりとした断熱・気密工事を行うことで、冷房用の屋根裏エアコン1台と暖房用の床下エアコン1台の、合計2台のエアコンで、家全体の冷暖房が可能になります。

各部屋にエアコンを設置する住宅では、合計で4~6台程度のエアコンが必要になりますが、これだけのエアコンを稼働させると電気代が大幅に増加し、年間100,000円では収まりません。また、一般的にエアコンの寿命は12年程度とされていますので、エアコンの買い換え費用も考慮する必要があります。エアコンの台数は少ないほど、ランニングコストを削減することができます。

ショールームで床暖房のある暮らしを体感・実感できます

体感の写真
小椋建築では、基礎蓄熱床暖房を実際に体感できるショールームをご用意しています。床暖房の仕組みや外気温と室温の記録、電気代のデータもご覧いただけます。

「床暖房っていいな」と思いつつ、コストやメンテナンスに不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。
ショールームでは、そうした不安点についても丁寧にご説明いたしますので、床暖房のある暮らしを実感していただき、大切な家づくりの参考にしていただければ幸いです。
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昭和21年の創業以来、多くの住宅建築を手がけてきました。
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