新築後の維持費用
新築後の維持費用
住まいの維持費、
あなたは意識していますか?
維持費をおさえて、長く快適に安心して暮らす
住まいには、光熱費や屋根・外壁の維持費など、暮らし続ける限りコストがかかります。その生涯コストを抑えるための家づくりに取り組んでいます。建築コストを抑えつつ快適さを保ち、老後の負担を軽減できる住まいをお手伝いします。
メンテナンス費用を抑える

屋根材の選択、カラーベストは使用しない
価格が安価であるためローコスト住宅や全国区のハウスメーカーでよく見かける材料は雪の多い富山県には合わないと考えています。雪の重みで材料が割れたり、毛細管現象で雪解け水や雨水を吸い上げて下地材の劣化につながります。またメンテナンス方法として塗装しているのを見かけますが塗装膜が切れやすいため間もなく水を吸い上げるものと考えられます。当社では耐久性のあるメンテナンス費用が発生しにくいガルバリウム鋼板を標準としています。
外壁材の選択、窯業系サイディングは使用しない
屋根材同様に価格が安価であるため多く使用されている材料です。表面に塗装がしてあり水の浸入を防いでいます。塗装膜が切れると水を吸い基板が痛んでしまうので10~15年ごとに塗装メンテナンスが必要になってきます。当社では耐久性のあるガルバリウム鋼板や板張りを推奨しています。
光熱費を抑える
断熱強化でエネルギーの使用量を減らす
これは、電気の使用を我慢したり節約したりするという話ではありません。通常の使い方でも電気をあまり使わない家や設備にすることを目指しています。重要なのは、エアコン1台で快適に空調ができることです。複数台を稼働させる場合に比べ、電気代を1台分に抑えられます。そのためには、断熱性能をしっかりと高める必要があります。断熱や気密が不十分な家では、エアコン1台での空調は実現できません。
断熱性能を強化すると光熱費が抑えられ節約になります
Case 01
光熱費が14,000円/年ほど減額
14,000円/年×40年=560,000円
光熱費が節約できます
Case 02
光熱費が28,000円/年ほど減額
28,000円/年×40年=1,120,000円
光熱費が節約できます
Case01で断熱強化のために600,000円掛かるとします、40年間で節約できる金額は約560,000円となり、ほぼ行って来いの価格差です。40年住むなら断熱強化するのがいい選択かと思います。お子さんが住み、お孫さんが住むとなると40年以上となり使うほどお得です。また電気代は3%/年づつ値上がり基調になっているため40年間の電気代はもっと大きな数値になると考えられます。
パッシブ設計でエネルギーの使用量を減らす
太陽に素直な設計、その敷地での太陽の動きを考え家の配置、窓の配置大きさの検討、日射取得と遮蔽を活用しエアコン掛かる負荷を軽減させることにより電気使用量を減らせます。
設備買い換え費用を抑える
設備の台数を減らす
暖房用エアコン1台、冷房用エアコン1台で空調計画することにより2台のエアコンで、各部屋に設置した場合4台と考えると半分の2台の購入費用ですみます。
またエアコン寿命は約13年ほどで、取り替え時の費用も半分で済みます。40年ほどで3回買い換えると考えると、エアコン2台×150,000円/台×3回=900,000円の節約になります。参考までにエコキュートの寿命も13年ほどです。
災害への対策
地震に強い家を作ることも維持費用を抑えるためには重要だと考えています。富山県は地震被害の少ない地域とされてきましたが2024.1.1発生した能登地震で氷見市、高岡市では大きな被害が出ています。多くは液状化現象によるものですが建物の被害もありました。建物の補修費用が発生すると予定外の出費となります、こんなことにならないためにも強い家づくり耐震等級3(許容応力度計算にて)が必要と考えます。例え被害に遭っても大きな出費が小さな出費にできるかもしれません。
しっかりした保証と不具合を発生させない工事監理

瑕疵担保保険10年保証は義務付けられている保証ですが、その昔いた不良工事をする業者から消費者を守るための保険です。10年やそこらで不具合のある家を作るようなことはしません。
そのためにチェックリストを用いて現場を監理し不具合が発生しない家をつくっています。何かあったら使う保険ですが、保険を使うことの無いようにしっかりとした家を作ることが本質であると考えています。不具合がなければ維持費用は抑えられます。
ただ想定外のことが起きる可能性もあり、そのような場合はしっかりと対応させて頂きます。
快適な温熱環境は健康にも影響する
快適な温熱環境の家に転居するとアレルギーなどの症状が出なくなった比率が高くなり、また断熱性能が高いほど改善率が上がったとのアンケート結果があります。個人差はあると思いますが、医療に掛かる費用も少なからず減少させられ、これも生活維持費用を抑えることに繋がると考えます。
暖かい家に住むと疾患の改善が見られたアンケート
出典:岩前篤:断熱性能と健康,日本建築学会環境工学本委員会熱環境運営委員会第40回熱シンポジウムを加工して作成
皆さん、いずれ定年を迎え、収入が無くなり年金生活に入ります。その際、住まいの維持費が高いと、生活が厳しくなることがあります。維持費を抑えるためには、新築時からしっかりと計画を立てることが重要です。一度建ててしまうと変更が難しいため、建築前の段階でぜひご相談ください。
太陽光発電、売電よりも自家消費がお得
売電すれば1kWhあたり16円、自家消費すれば35円の価値がある時代です。かつて、住宅用太陽光発電の売電価格は1kWhあたり48円だった時期もありましたが、2024年度現在では16円まで低下しています。この数字だけを見ると「太陽光パネルは損だ」と感じる方もいるかもしれません。しかし、2024年現在、北陸電力の家庭用電力量料金は1kWhあたり30~36円ほどとなっており、数年前と比べて電気料金が大幅に上昇しています。さらに、経済産業省の予測では、電気料金は今後年3%ずつ上昇する見込みで、さらなる高騰が予想されています。
このような状況から、電気は「買う」より「自宅で発電して使う」時代になりつつあります。太陽光発電は日中のみの発電ですが、発電した電力を活用する方法として、お湯を沸かす「おひさまエコキュート」を導入したり、余剰電力を蓄電池や電気自動車に蓄えて夜間に利用する方法があります。これにより、自家消費率を大幅に向上させ、電気料金をほぼゼロに近づけることが可能です。さらに、電気自動車を利用すれば、日中に発電した電気を効率的に活用し、経済的にもお得です。
以前は高価だった蓄電池システムも、現在では価格が徐々に下がり、投資回収が見込めるようになってきました。自宅で発電し、自家消費を最大限に活用することで、これからの電気料金高騰に備えることができます。


太陽光発電導入による電気料金の変化と売電額 実例紹介:7.45Kw
2012年10月に太陽光発電を導入したことで、電気料金と購入電力量が大幅に削減されました。 導入前の2022年は年間電気料金が約200,000円
でしたが、導入後には約60,000円削減され、家庭のエネルギーコストを効率的に削減することができました。また、購入電力量も大幅に減少しており、自家消費が実現できたことを示しています。売電額については、2012年10月から10年間は1kWhあたり42円で、安定した収益を行っ
ておりました。2022年年10月からは10円に変更されましたが、売電による収益が引き続き得られる状況が続いています。
さらに、季節や月ごとの太陽光発電量の変動に応じた売電額の変化が見られ、エネルギーを有効に活用していることが分かります。
太陽光発電の導入によって電気料金を大幅に抑えつつ、売電収入を確保する仕組みが期待されます。
太陽光パネル導入による電気料金と購入電力量
①自家消費による電気料金削減
2012年10月
7.45Kw太陽光パネル設置
売電額と太陽光発電の設置費用
②余剰電力の売電価格
売電額(2012年10月~2024年10月) | |||
---|---|---|---|
2012年 | 22,932円 | 2019年 | 255,696円 |
2013年 | 220,920円 | 2020年 | 247,212円 |
2014年 | 216,678円 | 2021年 | 247,716円 |
2015年 | 200,844円 | 2022年 | 204,393円 |
2016年 | 234,864円 | 2023年 | 61,122円 |
2017年 | 234,864円 | 2024年 | 47,800円 |
2018年 | 244,230円 | 小計 | 2,401,471円 |
太陽光発電システム設置費用
(7.45Kw購入金額、工事費込み)
- 補助金
- 360,750円
- ①自家消費
- 720,000円
- ②売電額
- 2,401,471円
- 小計
- 3,482,221円
購入金額を
約12年で
回収しています
2025年の売電上限は16円/kWhと安価になっていますが、購入費は以前の半分近くまで値下がりしており、さらに電気料金が上がっているため、売電するよりも自家消費する方が得で、電気代の削減効果が大きくなります。この点を踏まえると、十数年前と同様に、購入金額の回収は12~13年で可能となります。
太陽光パネルの導入費用
太陽光パネルは導入費用が高いという印象がありますが、住宅用太陽光発電の自家消費率を全国平均の3割と仮定した場合、節約できる電気料金と売電収入を考慮すると、パネルの価格にもよりますが、約13年で回収可能な計算となります。特に、電気料金が高騰している現在では、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、さらに早く元が取れる可能性があります。
さらに、富山県や富山市などの自治体では、太陽光発電設備や蓄電池の導入に対して補助金が支給されています。これらを活用することで、導入費用を抑えることができます。
※2024年現在
詳しくはシミュレーションにて算出が可能ですので、お気軽にご相談ください。
太陽光発電のリスク
太陽光発電のリスクとして考えられるのは、元が取れる前に発電設備が故障してしまうことです。この場合は、10年間の無償災害補償を提供しているメーカーを選ぶことで、リスクを大幅に軽減できます。仮に保証期間が切れた後でも、数十万円程度で修理が可能です。
また、太陽光発電設備に関して火災リスクが指摘されることがありますが、躯体にまで引火した事例は、消費者庁から再発防止策が求められている「銅板なし型(屋根一体型)」で、不燃材が使用されていないケースに限られています。
このため、適切な製品を選ぶことで火災リスクの回避が可能です。
太陽光発電のメリット
年々上昇する電気料金に対する経済的なメリットに加えて、太陽光発電システムは地震などの災害時に非常用電源としても役立ちます。特に蓄電池を備えた住宅では、停電時でも通常に近い生活を続けることが可能です。
松尾式エコハウスに対応した富山の工務店

松尾設計室は、夏涼しく、冬暖かい住宅を
安い冷暖房費で実現する高性能住宅建築家集団。
小椋建築は、松尾設計室の技術指導を受けた工務店です。
松尾設計室は兵庫県を拠点に、主に関西エリアで高性能住宅の設計・施工を手がけていますが、その技術は全国的に広がりつつあります。
また、松尾設計室では全国の工務店に向けて「松尾式家づくり」の技術指導を行い、地域に根ざした工務店が松尾式の高性能住宅を提供できるよう支援しています。
小椋建築は、この松尾設計室の技術指導を受けた工務店です。私たちは、松尾式の家づくりの理念と技術を取り入れた、光熱費を抑えた家を富山市を中心に提供しています。

松尾設計室とは
松尾設計室は、高断熱住宅に特化した注文住宅を手がける兵庫県明石市の設計事務所です。「夏涼しく冬暖かい住宅を経済的に実現する」をモットーに、健康的で快適な住まいを提供しています。HEAT20 G2以上の断熱性能やパッシブ設計、耐震等級3を備えたエコで安心の住宅が特徴です。さらに、雨漏りや内部結露を防ぐ工夫や、時短設備、老後を見据えた間取りなど、暮らしやすさを追求した設計で高い評価を得ています。快適さと経済性を両立した松尾式の家は、多くの人々に理想的な住まいを提案しています。
Contact
昭和21年の創業以来、多くの住宅建築を手がけてきました。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。