太陽に素直な設計
太陽に素直な設計
太陽の恵みを素直に受け入れる家を
実現するために、パッシブ設計、日影図作成、
日照シミュレーションで緻密な設計を行います。
太陽に素直な設計(パッシブ設計)
太陽の動きを理解する
太陽の動きは年間通して変化します。
- 冬は太陽の位置が低くなり、家の奥まで日射が届くようになります。最低時期は冬至12/22前後
- 夏は太陽の位置が高くなり、家の奥までは届きませんが夏の強い日射が入ると室温上昇してしまいます。最高時期は夏至6/22前後
この太陽の動きを理解し窓の位置や大きさ、ガラスの種類、断熱ランク等建物に取り入れて設計します。


冬に暖かくするための工夫

冬の太陽光は無料の暖房エネルギー、もらわないと損です。太陽高度が低くなり家の奥まで太陽光が届くため、南面に大きな窓を設置するのが太陽光を多く取得でき効果的です。
窓の大きさが畳2枚分とすると約550Wの熱エネルギーを取得でき、これは電気こたつ1台分に匹敵します。無料のエネルギーをもらわないのはもったいないです。そして取得したエネルギーの分だけエアコンの負担が減るので電気代が抑えられます。
夏に涼しくするための工夫

夏の太陽光は冬とは逆に無用のエネルギー、とにかく太陽光を家の中に入れないようにすることが重要。太陽光を入れないためには、屋根の出を大きくして太陽光が窓に当たらないようにする、窓の上に庇を設ける、窓外によしずやアウターシェードを設ける、窓の外に植栽を活用するなどして日射遮蔽します。太陽光を入れながらの冷房だと冷房負荷が増えて大容量もしくは複数のエアコンが必要になり、購入費も電気代も余計に掛かってしまいます。
但し太陽光を入れないための庇、よしず、植栽は冬には太陽光をもらうのにじゃまになってしまいます。そこで、庇は窓の高さ対して庇出の比率を検討し夏は日射遮蔽、冬は日射取得できるように設計すると、植栽は落葉樹を選択すれば遮蔽と取得がうまくいきます。


家の配置も重要

田んぼの真ん中の一軒家でない限り、隣に家があるのはごく普通のことです。
しかし、隣家の存在を十分に考慮せずに車の位置や家の配置を決めると、思わぬ影により、残念な間取りになることがあります。
太陽の動きは一定なので、家が建っている場所にどのような影ができるかは予測可能です。その影をシミュレーションし、最適な家の配置を検討していきます。

家の配置と形状
窓は東西南北で役割が変わります、窓の性能、日射取得、日射遮蔽、風通し、隣の家の日影など考慮して家の向き、配置を決定します。家の形状ももちろん大事でデコボコした表面積の大きな形状は熱損失が大きく、エアコンの電気料が上がってしまいますので納得いく間取りを作りながらも電気代を抑えられる形状も一緒に考えないと行けません。良い景色もしっかりと取り入れたいですね。
左動画
隣家の高さ・位置と太陽位置をもとに、日別・時間別に日影をシミュレーション
部屋が暗くならないか日照の検討
各部屋にどれくらいの明かりが届くのか、窓の位置や大きさによって照度がどう変わるのか検討していきます。


冷暖房負荷、冷暖房計画、電気代を、太陽に素直な設計でシミュレーション
小椋建築ではモデルハウスではなく、施主様の実際の住まいでシミュレーションを行い、最適なご提案をいたします。
長期的な視点で冷暖房コストを考慮し、住むほどにコストパフォーマンスの良さを実感できる住まいをご体感ください。


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昭和21年の創業以来、多くの住宅建築を手がけてきました。
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