富山の冬は寒い
高断熱と床暖房で24時間どこの部屋も暖かく

健康と暖かさの関係

24時間、家丸ごとあったかい床暖房

ヒートショックの予防に床暖房が注目されています

最近、話題のヒートショック。
ヒートショックは、65歳以上の方がなりやすいと言われていますが、
寒い脱衣所と温かいお風呂の温度差で起こるというイメージがありませんか?

↓こちらで詳しく解説しています。

実は、ヒートショックは、10度の温度差があると起こりやすくなると言われており、
暖かいお部屋と、寒い廊下や玄関、トイレの温度差を考えると、ヒートショックは家じゅうどこでも起こる可能性があります。

しかし、ファンヒーターやエアコンでは、暖かい空気は天井に貯まり、部屋のドアからは隙間かぜが入ってくる、家全体の温度差を少なくすることは難しい・・・
そこで、家を丸ごと暖めることができる床暖房が、今注目されています。

寒い家、温度差がある家がツライのは、高齢者だけではありません

体調不良

ヒートショックの心配はまだ先・・・と思う方の中にも、
季節の変わり目になると体調を崩すという方がいらっしゃるのではないでしょうか。

私たちの体は、体温を一定に保とうとします。
そのため、気温が下がると、熱を体外へ逃そうとし、気温が上がると熱を上げ、熱を体内に蓄えようとします。

1日の中で、何度も気温差が大きい状態が繰り返されることで、体も短時間で熱を上げたり、逃したりを繰り返さなければなりません。
そのため、疲労が溜まったり、体がついていけずに不調をきたしたりします。

床暖房で「健康で快適な暮らし」をご提案

温度差のある家は、お年寄りだけではなく、あらゆる世代の体に負担がかかります。
富山県では、11月〜4月ごろまで、約5ヶ月間は暖房が必要になります。

9月から8月

床暖房で、家丸ごと暖めることで、家族みんなが健康・快適に暮らす家を作ることができます。

一方で、床暖房は電気代やメンテナンスコストが心配。
床暖房ってぜいたくじゃない?
と思われる方もいらっしゃいます。

ですが、実際に床暖房の家に住んだ方からは
「入れて良かった」
「やっぱり快適」
というお声をいただきます。

私(小椋)も以前、床暖房のない家に住んでいました。
しかし、私自身が床暖房のある暮らしを体験し、床暖房の良さを知ってからは
「家族全員が健康で、快適に暮らせる床暖房のある暮らしを提案していきたい」
と強く思うようになりました。
そのくらい私自身が「床暖房がある家は体に優しく快適」を実感しています。

基礎蓄熱式床暖房

玄関からお風呂まで、家じゅう小春日和の暖かさ
床暖房のある暮らし、こんなに快適です

小椋建築の床暖房は、朝も昼も夜も24時間いつでも家丸ごと暖かいので、

  • ヒートショックの危険性が軽減します。
  • 安心して夜のトイレに行けるので、水分を控える必要がありません。
  • トイレの中も暖かいので、ゆっくりと用をたせます。
  • 足元が暖かいので1年中裸足で過ごせます。
  • 寒い朝も気持ちよく、スッキリ起きられます。
  • あたたかいキッチンで朝食やお弁当の準備ができます。
  • 赤ちゃんの夜の授乳やオムツ替えも寒くありません。
  • お天気や気温に関係なく、家じゅうどこでも洗濯物がよく乾きます。
家の中での「寒い」や「ヒヤッ」がありません

床暖房ってどのくらい暖かいの?

外・床下・室温の変化グラフ

外が氷点下の時でも室内は20℃あり、快適に過ごせる室温を保っています。

廊下床が暖かい
廊下床は22℃と足元から暖かい

風が出ない暖房の良さが実感できます

  • 空気を汚しません。
  • エアコンなどように風が出ないので不快に感じません。
  • ファンのような機械が回る音がありません。
  • 喉が弱い方にもに優しい暖房です。
  • 風邪の時や喘息の方へも体の負担が少ない暖房です。

エアコン、石油ストーブにある不快がありません

  • 上半身は暖かいのに、足元が冷えることがありません。
  • フィルターのお掃除の手間はありません。
  • 寒い場所での給油の必要がなくなります。

健康に不安のある方はもちろん、あらゆる方に、床暖房のある家は快適に過ごせます。

小椋建築の床暖房は、床下空間から家全体を暖めます。

24時間暖房循環パイプ
基礎蓄熱床暖房

小椋建築の床暖房は、玄関土間やタイルなども暖かいのが特徴。素足でタイルに乗ると足が暖かい。

理由は、土間コンクリートやタイルの下から暖めているから。

小椋建築の床暖房は、基礎の上に断熱材を敷きその上に温水パイプを設置し、そのパイプをコンクリートで包みます。
基礎上に温水パイプを敷設するこの方法は、パイプを包んでいるコンクリートが暖まり1階全体を床から暖めるので家全体が暖まります、床下空間のない玄関やお風呂(お風呂暖房を入れなくても暖かい)、階段も足元から暖かいのが特徴です。また床下を通っている水の配管も暖まるので蛇口から水を出した時、最初は暖かいお湯が出て徐々に水の温度へ戻っていきます。

玄関土間

玄関土間タイル部分も暖かくなるので裸足でタイルの上に乗ると足裏が暖かいです。

一般的な床暖房設備

一般的に普及している床暖房の方法では、フローリングのすぐ下に写真の黒いパネル設置してあり、パネル内の溝にあるパイプに温水を流し床を暖めます。この方法はコンクリートのような蓄熱となる素材が無いため、電源を切ると一時間程度で床が冷めてしまいます、電気カーペットのようなイメージですね。またフローリングの下に設置するため、フローリングのある部分にしか設置できません、なので玄関やお風呂などの床下空間がない場所、フローリングの無い場所には床暖房を設置できず家全体を考えると温度差が出ます。

床暖房の暖かさを省エネに実現するための“断熱性”

家の気密性、断熱性が高いほうが暖かい

床暖房は下から熱が出ますが、その熱が壁にも当たり、ふく射熱として家全体を暖めます。
つまり、気密性や断熱性が高い住宅のほうが、高いふく射熱効果を発揮できるため、小椋建築の新築住宅では次世代省エネ基準を超えたUA値0.34という高断熱性能を担保しています。

断熱材や窓(の断熱性能)にはいくつもの組み合わせがあります。例えば、メンテナンスが掛からないようにしたい方、価格優先の方、とにかく暖かさ重視の方など、お施主様のご要望に応じて最適な材料をご提案させて頂きます。

断熱材の種類

壁面:吹き付け100倍発泡
屋根面:吹き付け100倍発泡

グラスウール
高性能グラスール16K、厚み100㎜

窓の種類

APW430「トリプルガラスと樹脂フレーム」
出典:YKKap

APW430
「樹脂フレーム+LowEトリプルガラス」

APW330「樹脂+LowE複層ガラス」
出典:YKKap

APW330
「樹脂フレーム+LowE複層ガラス」

築年数の古い家にリフォームで床暖房を設置する場合は、合わせて断熱工事をご提案させていただく場合があります。

コンクリートで省エネできます

蓄熱材となるコンクリート

床暖房の温水を流している床下のパイプはコンクリートで包んでいます、このコンクリートはとても温まりにくく冷めにくい材質です。
コンクリートを30℃以上に温めるのに、丸1〜2日かかりますし、熱が抜けるのには、それ以上の時間がかかります。
つまり一度温めてしまえば、熱を蓄えてなかなか冷めません。

コンクリートから床面まで空間があり熱源が離れているので、本当に暖かい?と不安に思われるかもしれませんが、
熱はしっかりと伝わっていきます。逆に、直接的ではない、やわらかな暖かさが足元から伝わります。

また、床暖房のスイッチを切った後も、コンクリートに溜まった熱がゆっくりと放出されます。
春先や秋口は、日中スイッチを切っても、深夜にコンクリートに溜めた熱があり、その放射熱だけで暖かく過ごせるので、節電につながります。

基礎蓄熱床暖房のちょっと気になること

ゆっくり暖まり、熱を蓄え放熱して暖める床暖房です

パイプ内の液を温め、その熱がコンクリートに蓄熱され、床→壁→部屋へと熱が伝わる方式なので、
初めての使用の時は暖まるまでに約2日ほどかかります。
こちらのグラフは、2017年11月8日夜、小椋建築のショールームでに床暖房のスイッチを入れ始めてから11月23日までの外気温(青)室内温度(オレンジ)床下温度(赤)の推移を表したグラフです。
夜は少し肌寒いくらいの時期から弱めの温度設定でスイッチを入れていただくと、24時間快適な室温を保てます。

温度変化グラフ

逆に、電源を切っても、コンクリートに溜まった熱がゆっくり冷めるので、電源を切ったら急に寒くなることはありません。
ですので、春先や秋口は、夕方から明け方のみ電源を入れるという使い方もできます。

初期コストはかかりますが、長く使える床暖房です

床暖房には、設置方法として、床下に熱源を設置する方式(黒いパネル)と、基礎に熱源を設置する方式があります。
小椋建築の床暖房は、基礎に熱源を設置する方式のため、20坪で150〜220万円と初期コストはかかります。

一方、温水パイプを基礎の中にコンクリートで埋めてしまうため、床下に釘を打ったり、傷つけてしまうことにより、床暖房が使えなくなるという心配はありません。

設備のメンテナンス

温水が通るパイプは耐久性の高いポリブデン配管を使っているため、メンテナンスはいりません。
ただパイプの中を通っている液体は不凍液を使用しており、これが減っていくので3~5年に一度は補充が必要です。
ヒートポンプ設備は15〜20年程度の耐久性があると言われていますので、15~20年後には取り換えが必要になってきます。

ショールームで床暖房のある暮らしを体感・実感できます

床暖房

小椋建築では、基礎蓄熱床暖房を体感できるショールームがございます
床暖房の仕組みや、外気温と室温の記録、電気代等の記録もご覧いただけます。

「床暖房、いいなぁ」と思う反面、コストやメンテナンスの不安もあると思います。
不安な点はしっかりご説明しますので、ショールームで床暖房のある暮らしを実感していただき、
大切な家づくりのご参考にしていただければと思います。

床下エアコン

床下空間から床面、壁面、そして家全体を暖める考えと効果は基礎蓄熱式床暖房と同じです

基礎蓄熱床暖房はベタ基礎の上に断熱材、パイプ、コンクリートを敷設して温水を循環させコンクリートに蓄熱して床下空間を暖め、家全体を暖める方式ですが

床下エアコンはパイプ、コンクリートはありません、断熱材は全面ではなく基礎外周側のみの設置、そして温水を循環させるのでは無く、写真のように床下にエアコンを埋めて床下空間に温風を送って床下空間から床面、家全体を暖める方式です。

床下エアコン

エアコン1台だけで暖かくなるのか?

部屋を暖めたいのに床下を暖めて、しかもエアコン1台だけで家全体が暖かくなるのか、そんな疑問が浮かんでくるかと思います。

結論から言うと床下エアコン1台だけで家全体が暖かくなりますし実際に暖かくなっています、ただいくつか条件があり、まずは気密、断熱をしっかりとすること、家の暖房負荷の計算、エアコンの容量選定、配置、循環方法などしっかりと検討ししっかりと工事しないといけません。

床下空間

床下空間に温度データロガーを設置させて頂き年間の温度記録を取っています、この時の床下空間の温度は25.4℃、相対湿度50%、エアコン設定温度は22℃、この床下空間快適でした、というか無理な体勢で動き回っていたので汗かいてやってました。

床下空間基礎コンクリート表面温度
床下基礎コンクリート温度

床下空間の基礎コンクリート表面温度は26.3℃、この時の住居床表面温度(廊下、居室、トイレなど)18℃~21℃ほどでバラツキはありますが充分に足元暖かいです。

床暖房は、いくつかありますが床下エアコンがお薦め

床暖房にはいくつか種類がありますが、床下空間から床面→家全体を暖める方式の、基礎蓄熱床暖房と床下エアコンの2つがとても快適です、

そしてこの2つを比較すると、
価格面では基礎蓄熱床暖房が200万円以上、床下エアコンは家電量販店にある一般的なエアコンなので30万円ほどと床下エアコンの圧勝。

暖房効果は基礎蓄熱暖房は全面に温水パイプを張り巡らせているので温度ムラがなく、床下エアコンは隅の方で少し温度ムラがあります、しかし個人的に気にならない程度。

ランニングコストは、双方、熱源を電気としてAPF(エネルギー消費効率)のよいヒートポンプで温水や温風を作っています、エアコンがAPF5.2、ヒートポンプ熱源器(基礎蓄熱式の方)がAPF4.1と近似してます、双方同じ住宅の条件下ではないため比較が難しいです、感覚的にはエアコンの方がコストが低いと思います。

この価格、暖房効果、ランニングコストを踏まえ、暖房は床下エアコンが良いと考えお薦めしてます(が基礎蓄熱床暖房を選択される方も居て人気は2分してます)

暖房計画は床暖房、冷房計画は屋根裏エアコンがお薦め

太陽に素直に設計をし、断熱工事と気密工事をしっかりと行えばエアコン2台で家中冷暖房ができます、1台は屋根裏エアコン(冷房用)、1台は床下エアコン(暖房用)、電気代は年間で約50,000円/36坪総2階/Ua値:0.38W/㎡k/富山県富山市(冷暖房のみで照明や家電は含みません)

この電気代は冷房用エアコン1台、暖房用エアコン1台で計画しているからの金額です、各部屋にエアコンを取り付けると4~6台くらいになると思いますがそれだけのエアコンを稼働させると電気代も膨らんでしまい50,000円/年では納まりません、エアコンの台数は少ないほどランニングコストを減らすことが出来ます。

エアコンは冷房の方が得意

冷房、暖房比較するとエアコンは冷房の方が得意です、なぜかというと、

冷房時、仮に外気温36℃、エアコン設定温度27℃とすると9℃の温度差をなくすようにがんばります、

暖房時、仮に外気温2度、エアコン設定温度22℃とすると20℃の温度差をなくすようにがんばります。

9℃分電気を使うのと、20℃分電気を使うのでは20℃分の方が多くの電気が必要になります、なので暖房の方が電気代が多く掛かります、電気代のシュミュレーション値だと冷房1に対して暖房7くらいの割合です、温度差は日に日に変化しますし、稼働日数も冷房70日程に対して暖房150日程なので、

電気代が1:7と大きな差が出るのですね、年間50,000円とすると冷房6,250円、暖房43,750円になります、冷房の電気代は思ったよりも掛からないし体も休められる、熱中症などのリスクも軽減されるのでガンガン使った方が良いですね。ちなみに50,000円/年間だと、月換算では4,200円/月ほどになりますね。

屋根に太陽光発電システムを載せておけば夏の発電量は多くあるのでその発電した電気で冷房費をまかなえます、考え方によっては冷房費無料と考えられると思います。

こちらの屋根裏冷房も床下エアコンと同様簡単には設置できません、まずは気密、断熱をしっかりとすること、家の冷房負荷の計算、エアコンの容量選定、配置、循環方法などしっかりと検討ししっかりと工事しないといけません、床下エアコンより屋根裏エアコンの方が難しいです。

全館冷暖房のイメージ図
冷房・暖房計画

夏:屋根裏のエアコンが屋根裏から2階そして1階を冷房します

冬:床下のエアコンが床下空間→床面→家全体を暖房します

これは冷たい空気は下降し、暖かい空気は上昇する温度の特性を利用し、効率よく冷暖房できるように配置する場所を考慮しています。


よくあるご質問

基礎蓄熱式床暖房の設置にはどのくらいの費用がかかりますか?

20坪で約150〜250万円です。建築プラン、面積、建築場所がわかれば、具体的なお答えもできます。

電気代はどのくらいかかりますか?

ご参考までに、小椋建築での2017年6月から2018年3月までのデータをブログでご紹介しております。
24時間、家丸ごと温かい全館暖房その電気代は

床暖房の他に暖房はいりませんか?

1階部分は床暖房以外の暖房は必要ありませんが、2階部分は補助的に暖房器具が必要な場合もあります。但し、人の感じ方には差がありますので、ご参考までとしてください。
また、こちらのブログでも外気と家の中の温度の詳細を紹介しておりますので、ご覧ください。
床暖房ってどのくらい暖かいの?

エコキュート、配管はどのくらい持ちますか?

エコキュート本体は約15〜20年の耐久性があると言われています。配管はポリブデン管を使用し、コンクリートに埋めているのでメンテナンスは不要です。

循環液が腐ることはありませんか?

循環液は、濃度50%の不凍液を使用しており腐ることはございません。

旅行などで家を空けるときは電気を切ったほうがいいですか?

コンクリートの熱が無くなるので基本的には切りません。
ただし、長期の場合は切ったほうが安心かもしれません。

もし配管から水漏れがあった場合はどうなりますか?

工事中から完成まで耐圧漏水試験を行い、問題ないことを確認して完成させていますし、
ポリプデン管は腐食しないので、まず漏れることはございません。
万が一漏れた場合はコンクリートを解体して配管修理することになります。

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