小椋建築の床暖房の特徴

こんにちは。富山の家づくりマイスター 小椋建築の小椋孝一です。
3月に入って、日中は暖かい日もありますね。先日の日中は暑いくらいでした。ただ、この時期は日中と朝晩の寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時期でもあります。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では気をつけてあげてくださいね。

小椋建築の床暖房の仕組み

さて、今日は小椋建築の床暖房の仕組みについてお伝えします。
床暖房には温水を作る熱源(電気、灯油、ガス)の違いと、施工法(温水を循環、電気カーペット式)といった違いがあります。小椋建築では、基礎内に循環パイプを張り巡らし、電気で温水を作り循環させて温める方式の床暖房を施工しています。

床下はどうなっているの?

まずは、住宅の基礎を完成させます。
その上に断熱材を敷き、その上に循環パイプを張り巡らせます。さらに上からコンクリートをかぶせて、循環パイプをサンドイッチ状にします。

24時間暖房循環パイプ

24時間暖房押さえコンクリート

コンクリートはとても温まりにくく、冷めにくい材質です。
コンクリートを30℃以上に温めるのに丸1~2日掛かりますが、熱が抜けるのにはそれ以上時間がかかります。
つまり、一度温めてしまえば熱を蓄えてなかなか冷めません。
この性質を利用することで、電気使用量を抑えることができています。

温水の熱を無駄なく床上に伝えるため、一番下に断熱材を敷いて熱が逃げるのを防ぎ、循環パイプの上には熱が伝わりやすいようにコンクリートのみを流しています。

基礎に循環パイプを使う床暖房をオススメする理由

小椋建築の床暖房では、基礎上全面に循環パイプを設置します。
そうすることで、1階部分はお部屋だけでなく、廊下やトイレ、浴室や脱衣所も暖かく過ごせます。

寒くなると心配なのがヒートショック。
厚生労働省によれば、年間1万9000人もの方が入浴中に亡くなっているという推計が出ています。
一方、警視庁の統計では、昨年2017年に交通事故で亡くなった方が3964人とのことですから、単純計算するとお風呂で亡くなる方は交通事故の4.7倍という計算になります。


お風呂で亡くなる方の9割は65歳以上という統計も出ているので、年をとっても安心して住める家として、1階全体の温度差が少なく、安心してトイレやお風呂に行ける家をオススメしています。

設備のメンテナンスと電気代について

基礎内に入れる温水の配管はポリブデン配管を使うため、耐久性が高く、メンテナンスの心配はいりません。
温水を温めるヒートポンプ設備は、おおむね15年〜20年の耐久性があると言われています。
電力は割安な深夜電力を使い、電気代を抑えます。
電気代は具体的な数字があるとわかりやすいと思いますので、この後のブログでお伝えしたいと思います。

まとめ

本日は、小椋建築の床暖房の特徴についてお伝えしました。
住まいは大きな買い物です。お客様には、安心して住める、納得できる家づくりをしていただきたいと考えています。