壁断熱材高性能グラスウール16kt105

外部付加断熱ミラフォームラムダt50を先行して
内部壁断熱を高性能グラスウール16kt105を充填しています。
外部の付加断熱材と、内部の充填断熱材で壁は2重の断熱構成です。

高性能グラスウール16kt105
内部充填断熱

壁内結露計算

グラスウール施工後は壁内に湿気が入らないように気密シートを張っていきます、湿気が侵入すると冷暖房時の外気温と室内気温の差によって壁内結露が発生するリスクがあるからです、

これは壁を構成している耐力面材、断熱材、内装下地材、仕上げ材等、何と何を組み合わせるかによって結露発生のリスク有り無しが結露計算をすることによってわかります、グラスウールを使用する場合は必ず気密シートが必要になりますが違う断熱材の場合は必要無い場合もあります。

可変調湿気密シート

そして気密シートにもビニールシートと可変調湿気密シートがありどちらも気密シートとしての性能があります、後者の可変調湿気密シートは気密性はもちろんですが夏に壁内が高温度環境時になると透湿機能が働き壁内から室内へ透湿する性質を兼ね備えているため夏場壁内結露リスクをさらに下げることができます、弊社ではよりリスクの少ない可変調湿気密シートを使用しています。

可変調湿気密シート

熱貫流率U値は0.20W/㎡k

ちなみに外部付加断熱、内部充填断熱それぞれの熱伝導率は
ミラフォームラムダ:0.022W/mk
高性能グラスウール16k:0.038W/mk
熱伝導率は数値の小さな方が断熱性能がいいのでミラフォームラムダの方が良い材料です

この熱伝導率に厚みを考慮すると熱貫流率U値が求められます。
ミラフォームラムダ:0.022W/mk、厚み50㎜→ 0.44W/㎡k
高性能グラスウール16k:0.038W/mk、厚み105㎜→ 0.36W/㎡k
この熱伝導率も数値の小さな方が断熱性能が良く、厚みを換算したこの場合は高性能グラスウール16kt105の方がミラフォームラムダt50より良くなります。

そして今回壁を構成している外部付加断熱ミラフォームラムダt50と高性能グラスウール16kt105を一体とした壁全体の熱貫流率U値は0.20W/㎡k、これは柱や木部の熱橋や窓等が無い前提の数値でここに熱橋や窓の熱貫流率等が加わって壁の熱貫流率が求められます。