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外断熱+充填断熱は本当に効果的?それぞれの違いと組み合わせる理由とは


充填断熱と外断熱の基本的な違い

充填断熱とは?仕組みと特徴

充填断熱とは壁の中に入れる断熱材のことを言います、柱の大きさが12㎝だった場合12㎝厚の壁が出来、その中に入れる断熱が充填断熱となり種類は何でも良いですが自分の用途に合った商品を選ぶことが大切です。

外断熱とは?仕組みと特徴

外断熱とは柱の外側に入れる断熱材のことを言います、柱の外側なので厚みに制限はなく自由に決められます、断熱材の外側に外壁材が取りつけられます。

断熱方法による施工の違い(内側 vs 外側)

充填断熱、写真にあるピンク色のグラスウール16K120厚を詰めています。

外断熱取り付け、ミラフォームラムダt50

外断熱、柱の外側にミラフォームラムダ(押出法ポリスチレンフォーム(XPS))を取り付けています、色の濃い部分がミラフォームラムダで写真の現場では厚み50㎜の材料を取りつけています。


それぞれのメリット・デメリットを比較

充填断熱のメリット・デメリット

充填断熱は一般的な断熱方法なのでメリットという言葉がしっくりときませんがどんな種類の断熱材を選択するかが大切になります。
一方デメリットとして、壁の厚みだけしか断熱材が入らないため断熱性能が制限されること、柱部分には断熱材が入らないので熱橋となることが挙げられます。

外断熱のメリット・デメリット

メリット

  • 厚みの制限が決まってないので厚くする分だけ断熱性能が向上します
  • 柱のような熱橋が無いので断熱ムラが少なくなる

デメリット

  • 断熱工事費用が充填断熱に比べて少し高め
  • 外壁の厚みが増える

なぜ併用(ダブル断熱)するのか?

断熱性能の向上(熱橋対策)

弊社でもよく施工している充填断熱+外断熱のダブル断熱、単純に断熱材の厚みが増えるので断熱性能が向上します、そして充填断熱の弱点である柱等の熱橋を外断熱が補ってくれて断熱の効率も向上されます。

快適性と省エネ効果の両立

断熱性能が上がれば光熱費が抑えられて節約出来ます、また全館冷暖房のため家中の温度差が少なく(2度ほど温度差が出ます)冬期のヒートショック対策にもなりますし疾患が減ったとのアンケート結果も出ているので健康面でも有利な家になります。

費用は高い?費用対効果の考え方

充填断熱に外断熱を付加する費用は、2階建て34坪ほどの住宅で60万円弱ほどです、弊社標準で建てている断熱性能Ua値0.36W/㎡kの住宅に外断熱を取りつけると断熱性能Ua値0.26W/㎡kほどになります、そして光熱費が年間14,000円ほど節約されます、断熱材に掛けた費用60万円弱を節約できる14,000円で割ると、約40年ほどで費用を回収出来る計算です。

断熱性能別、光熱費のシュミュレーション

家を手に入れてから30~40年住むと仮定すると外断熱を付加するのがいいと考えてお奨めしています、ましてや子供や孫が住むとなると長く節約効果が持続するので住めば住むほどお得になるということです。


こんな人・こんな家におすすめ

  • 寒さに弱い方
  • 高齢者、老後に備えたい方
  • 長期的なコスト削減を重視する人
  • 家を資産として残したい方
  • 子供や孫に家を残したい方

現在ダブル断熱の平屋住宅を富山市上二杉で建築中です、見学できますので見学希望とご連絡ください、お気軽にどうぞ!
お問い合わせはこちら

充填断熱にも外断熱にもそれぞれの特徴がありますが、どちらか一方だけの施工では断熱効果に限界があります。そこでおすすめしたいのが、両方を組み合わせた「ダブル断熱」です。
初期費用は多少かかりますが、その分、
・一年を通して快適な室内環境が得られる
・健康面にも良い影響がある
・光熱費の大幅な節約が期待できる
・資産価値の高い住まいになる
といった多くのメリットがあります。
住んでいる間ずっとその恩恵を受けられると考えれば、断熱性能の高い住まいは非常におすすめです。ぜひご検討ください。

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昭和21年の創業以来、多くの住宅建築を手がけてきました。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。