無垢材 杉、ヒノキ、パイン材について

富山の家づくりマイスター、小椋孝一です。
九州では梅雨入りしました、5月の半ばに入ってから暑い日があったり寒い日もあったり、気温が安定しませんね。

今日は、フローリングに使われる木材、杉、ヒノキ、パイン材の特徴についてご紹介します。

 

杉について

杉無垢フローリング
杉は日本を代表する木材の1つで、北は北海道から、南は屋久島まで、全国幅広く自生、もしくは植林されている木です。

杉の中にもブランド杉があり、屋久杉や吉野杉という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。富山にも立山杉という杉があります。

杉は、私たちの生活にとても密着している木の一つです。日本全国で植林されていることも理由の一つですが、杉はとても柔らかく、繊維に沿って切ることも簡単なため、加工しやすいことも理由として挙げられます。

お弁当箱に使われる『曲げわっぱ』が杉から作られていることからも、杉の柔らかさがお分りいただけると思います。杉は、フローリングをはじめとする建築材としてはもちろん、建具、おもちゃ、食器、雑貨など、幅広く使われています。

杉は、花粉症の方にとってはイヤなイメージもあると思いますが、湿気を吸う力が高く肌触りが良いこと、カビやシロアリなどの害虫にも強いため、建築材として使われることが多い木材です。

 

ヒノキについて

ひのきフローリング

ヒノキの特徴はなんと言ってもその香りです。長い期間強い香りを発する木材なので、住宅においては、お風呂に使われたり、大切なお部屋にヒノキを使われるお宅も多いです。

古くから高級建築材として使われてきたヒノキは『伐採してから200年かけて強くなり、その後は1,000年かけて伐採時の強度に戻る』という話があるほど、耐久性がある木材です。

伊勢神宮をはじめとする神社や寺院でよく用いられ、法隆寺や薬師寺の塔など、建築年数1,000年を超える建築物も残っています。またヒノキは、お風呂に使われていることからもわかるように、水にも強く腐りにくいのも特徴です。

日本人に好きな人が多いヒノキの香りですが、実はこの香り、害虫は苦手な香りだということをご存知ですか。そのため、ヒノキには虫が寄りにくいという効果もあります。

 

パイン材について

パインフローリング

実は、パイン材という木材はありません。
パイン材は、主に北米の松を加工した木材で、建築材だけではなく、家具としてもよく用いられる木材です。最初は白っぽい色をしていますが、年を経るごとに飴色へと変化していきます。

パイン材は種類が多く、種類によって木目の模様が異なること、柔らかいので傷つきやすい木材でもあります。

 

まとめ

今日は、フローリングで用いられる木材、杉、ヒノキ、パイン材についてお伝えしました。
どの木材も調湿性に優れ、サラサラと心地よい肌さわりなのは同じです。木材によって、色や模様、香りは違うのでお好みでお選びください。床暖房が入る場合はこの床材選びには注意が必要です。

どんな木材をどのくらい使うといくらくらいかかるのかについても、ご相談できます。お気軽にお問い合わせください。

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