空調設計


ミライの住宅での空調講座の最終日、課題発表のミッションを完了すべく名古屋へ、同じ志を持つ十数名の仲間も準備を終えて集まってました、皆さん寝不足のようで準備が超大変だったようです、自分も例外ではありません(笑)


結果は無事終了証を頂くことができて安堵しております、内容はさておきですが地雷を踏んでいたのをおまけしてもらったのでギリ合格といったところです。

空調設計とは

この講座で教わったのは簡単に言うと、ある住宅にどのように全館空調を効かせるかというものそれには住宅の日射、断熱性能、換気量、空気の循環、熱源の選定、エアコンの配置に風向、容量の選択、熱交換、サーキュレーターに再熱器気、加湿器、除湿器等など多岐に渡る条件を組み合わせていきます。


全10回の講座でしたがとても濃い内容で正直もう一回受講して理解を深めたいと思うほどです。この後にも各地域で講座が開催されそこにスポット参加OKと聞いているので気になる回には是非参加したい。

住宅と空調はセットで考える

空調もセットで提案することが大事だと再認識しました、今でこそエアコンも選択して全館空調の仕組みを取り入れ住宅と空調セットでお引渡ししていますが、以前はエアコンコンセントだけ設置して本体はお施主さんにお任せしていました。そのほうがお施主さんが安く購入できるし自由に機種を選べるから良かれと思いそうしていたところがあります。

実際は様々な検討項目があるのでこれは建築屋さんの仕事ですね。

シュミュレーションで弱点を探る

森さんに教わったことで応用が効かせることができるようになりました、部屋が10畳だから10畳用エアコンを選ぶ、そんな単純なことではありません、様々な要素がありそれを検証して提案します。

例えば下屋に来る部屋の外皮性能は落ち全館空調の弱点となりがちですが、どうすればリカバリーできるか、サッシの性能を変える、外皮性能の改善、暖冷気を送り込むのか、シュミュレーションでこのような検討ができます。


他にも排気を暖房室外機に当てエアコン効率を上げる、給気の位置を工夫することによって熱交換設備と同じ効果を簡易的に作り出すことができます、もちろん性能は本物にはかないませんが通常の方法よりも効果は上がります、またパッシブ換気なるものも教わりました、こんな方法があるのかと感心しました、空調って深いです。

別方向からの視点

松尾さんの温熱、森さんの空調、お二人の考え方を教わったおかげで自分の中で知識が深まりました、一方だけの意見ではわからなかったことが他方の考えを聞くことによってこういうことだったのかと納得することが多々ありました、知見の深いトップランナーに教示いただけたことにとても感謝しています。

今後は経験を積み上げいろんな空調計画ができるように精進していきたいと思います。