大切な家を守る!台風対策
暑かった8月も過ぎ、朝晩は過ごしやすい季節になりました。
富山市では毎年9月1日、2日、3日と「おわら風の盆」が開催されます。胡弓の音色と共に繰り広げられる哀愁を帯びた舞は、美しくもあり、秋の訪れを感じさせます。
さて、その「おわら風の盆」ですが、実りの時期を迎えるこれからは、台風の季節と重なります。収穫期を迎えた米や野菜などの農作物に、風の被害が出ませんようにとの思いが込められたお祭りが「おわら風の盆」です。
先日も九州地方で大雨が降り、佐賀県では大きな浸水の被害が出ました。住まいは大きな買い物でもあり、自分の家に今後も住めるかどうかは、人々の生活を大きく変えてしまうこともあります。
自然災害を防ぐことはなかなか難しいですが、一人一人の対策で、被害を最小限にできることもあります。今日のブログでは、大切な我が家を守るためにできる台風対策をお伝えします。
雨が家に吹き込まないように予防する
家の大敵の一つに過剰な水分があります。大雨や台風の時には、家の中に水が入り込まないようにすることが大切です。
屋根
屋根は、瓦がズレたりなど、雨漏りのないように点検しておくと良いでしょう。また、強い風が吹いた場合、瓦が風で飛ばされることもありますので、しっかり固定されているかの点検も大切です。
壁
壁はヒビが入っていないか確認しましょう。板やトタンなどの場合は、浮いたり、外れそうになっていないかも確認しましょう。
過去には、強い風が吹いてトタンが飛ばされ、電線を切ったり、道路を塞いで車が通れなくなったという被害もあります。
窓
ガラスにヒビが入っていないか、サッシに歪みがないかなどを確認しましょう。雨戸が付いている場合は、雨戸がスムーズに動くかや、壊れていないかも確認しておくと良いでしょう。
雨がスムーズに流れるようにする
降った雨がスムーズに流れるようにして、浸水を防ぎましょう。
雨どい
雨どいは、落ち葉や砂がたまりやすい場所です。たまった落ち葉や砂で雨どいから水があふれないように、掃除しておくことをお勧めします。
また、継ぎ目が緩んでいると、そこから水が漏れ出ることがあるので、合わせて確認しておくと良いでしょう。
側溝等
雨どい同様、側溝が詰まっていると、そこから水があふれてしまうことがあります。降った雨がスムーズに流れるように、ゴミなどは取り除いておきましょう。
台風前のお天気の良い時に我が家の確認・点検を
最近の気象情報を見ていると、これまでに経験したことのない大雨が降ったり、強い風が吹くことがあります。
テレビを見ていると、毎年、大雨や台風の時に、外の様子を見に行って、亡くなったりケガをしたりというニュースが後を絶ちません。
家の点検も、台風が来ると言われてからではなく、平常時に備えておくことが大切です。
本格的な台風シーズンを前に、我が家の点検をしませんか。
小椋建築では、住宅にまつわるお悩みにお答えしています。お気軽にご相談ください。