断熱性能を数値化して比較

住宅の断熱材にはいろいろな種類があります。グラスウール、羊毛、発泡スチロール、セルロースファイバー、現場発泡ウレタンなど、どれも一度は見聞きしたことがあると思いますがこの他にもたくさんの種類があります。
それぞれ特徴があり、それぞれ断熱性能も違います。

○○の断熱材を使用しているから暖かいよ、冷暖房効果が高いよ、ということを聞くことがありますがそれらはイメージでしかなく比較することが出来ません。

断熱性能を表すUa値

何を比較するかというとUa値という断熱性能を表す数値が有り、この数値で比較することが出来ます。
この数値が小さい方が断熱性能が高いことを表します。
Ua値とは

太陽光熱、自然熱

上大久保の現場では、現場吹き付け断熱工事プラス付加断熱をしました。最近上着が必要なほど寒くなってきましたが、現場に入るとほんのり暖かいです。
太陽の日差しから得られる自然の熱が家の中の暖め、その自然熱を断熱材が逃さないんですね、これで暖房を稼働させれば自然熱も合わさり家全体がさらに温まります、家中暖かくご家族が快適に過ごされる姿が目に浮かびます。

BELS評価認定

こちらの上大久保の家の断熱性能Ua値は、設計シミュレーション時には0.34W/㎡K、HEAT20が定める富山県(5地域)の G2(0.34W/㎡K)レベルになるように設計しました。
シミュレーション値なので、実際にはどれくらいの断熱性能値が出ているか確認するために、BELS評価認定制度を利用し第三者にこの家の断熱性能を試算してもらいました。

BELS評価書、断熱性能Ua値0.30W/㎡k


結果はUa値0.30W/㎡K、シミュレーション値の0.34W/㎡Kよりも良い数値でした(数値が小さいほど断熱性能が良い)