付加断熱(外断熱)

外壁の断熱材について前回グラスウール、100倍発泡ウレタン、セルロースファイバー等をお伝えしました、約36坪の住宅で、これらの断熱材を使用し、樹脂サッシ(トリプルガラス)を取り付け、日射遮蔽と日射取得も考慮した住宅だと、断熱性能を表すUa値は0.40W/㎡k前後の性能になります。

これは富山県5地域でHEAT20のG1レベル(Ua値0.48W/㎡k)をクリアする性能です、G1よりも上の性能G2(Ua値0.34W/㎡k)があり、このG2レベルの断熱性能にするには壁の厚みだけの充填断熱では達しないので付加断熱が必須になります。

付加断熱とはどんなものかというと文字通り付け加える断熱材のことで、柱間で充填断熱をしその外側にさらに断熱材を付け加えます、つまり2重に断熱をすることです。

付加断熱材の種類

柱間の充填断熱に種類がありましたが、付加断熱にもいくつか種類があり、グラスウール、EPS、フェノールフォーム、硬質ウレタンフォーム等こちらも種類がたくさんです。

付加断熱EPS
付加断熱

EPSで付加断熱、写真で白く見えるのが断熱材で家の外周全面に張り家を包んでいます、この家の断熱性能Ua値は0.30W/㎡k前後となります、HEAT20のG2レベル(Ua値0.34W/㎡k)をクリアする性能で、このG2レベルに達するにはこのように付加断熱(外断熱)が必須になります。

当社の断熱性能はUa値0.23~0.46W/㎡k

現状実施は0.30~0.40W/㎡k前後ですが、0.23W/㎡kまでの構成は準備できています、しかしUa値0.30W/㎡kを上回る断熱性能にすると途端に建築費用があがってしまいますので、コストと性能のバランスを考慮して計画することが大事になってきます。

ご提案していますのでお気軽にご相談下さい。